【新唐人2014年8月6日】中国の人権派弁護士、高智晟氏は無実の罪で3年間、服役させられていましたが、8月7日に刑期が満了します。一方、当時、高智晟氏の違法な逮捕を指示した周永康は、間もなく法の裁きを受けます。
高智晟氏の支持者が開設したサイトは、高智晟氏が自由の身となる時間をカウントダウンしています。
高智晟氏は7日、新疆ウイグル自治区のシャヤール刑務所を出所し、3000キロの長旅を経て迎えに来る兄と共に帰宅する予定です。
妻と子供は海の向こうのアメリカで、高智晟氏が無事に釈放されることを待ちわびています。
高智晟氏の妻 耿和さん
「息子は毎晩 マジック8ボールに問いかけています。『パパは8月7日に家へ帰れるの?』と、マジック8ボールの答えは『イェス』。だから息子は興奮しています」
バイロン・ドーガン 前米国上院議員
「非常に勇敢な者の物語です。その名は高智晟」
高智晟弁護士は、法輪功学習者の案件を引きうけたほか、全国人民代表大会と当時の中共指導者に対し、法輪功学習者への残酷な迫害をやめるよう訴えました。
その結果、高智晟氏と家族は、政法委員会が設立した特別捜査チームによって迫害されました。本人が長期にわたり警察や情報機関からリンチ・侮辱・過酷な拷問を受けたばかりか、妻と子供まで監視・脅迫・暴行に遭いました。
高智晟氏
「最も驚愕したのはこんな暴挙が公然と存在する事実です。しかも中国を代表する者が行うなどこれが最も恐ろしいのです」
2006年、政法委員会のトップは羅幹で、ナンバー2が周永康でした。
その年の12月22日、当局は「国家政権転覆扇動罪」で高智晟弁護士に懲役3年、執行猶予5年の判決を下しました。そして2011年12月、執行猶予の5年が過ぎる直前に、周永康が牛耳る政法委員会系統は突然、執行猶予を取り消して、高智晟氏をはるか遠い新疆の刑務所に収監しました。
クリス・スミス下院議員
「高氏に何が起きたのか、中国政府に問いただすべきです。当局は何をしたのか、自分たちの行為をどう釈明するのか、いつになったら真実を話すのか」
アメリカを拠点とする国際的な人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチは、「期日どおりに高智晟氏を釈放すれば、習近平指導部は、前指導部の横暴な振る舞いと一線を画することができる」と述べました。我々も、この後の進展に注目していきます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/05/a1128101.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)